チック症のことはご存じですか?
このサイトではチック症について
症状や原因、遺伝や支援方法などのポイントを
わかりやすく解説していきますので、ご家族や
お友達を支援するのにお役立てください。
チック症は、子供から大人に至るまでよく見られる今話題の疾患の1つです。
しかし、周囲から誤解されることの多い疾患であり、正しい知識を取り入れることが、今、特に必要とされています。
複雑なチック症について疑問をお持ちの方も多いと思いますので、
そんな、ちょっとした疑問をお持ちの方のために、チック症に関する
情報を集めてみました。
チック症とは何か?
チックとは、急に目をまばたきさせたり、ピクッとある奇妙な運動を繰り返す症状のことです。
チックには、突然、無意識に体の一部を急速に動かしたり、それを何度も繰り返すといった症状が見られます。
目をぱちぱち、まばたきさせたり、首をよじって振ったり、腕や肩をぴくぴく動かしたりします。
ほかにも、繰り返し鼻に触る、口やのどを不自然に動かすなどの症状があったり、咳払いや声、言葉や文章の繰り返しなどが見られたりもします。
子どもたちに見られるチック症
チックは子どもたちの約10~20%に見られる意外とありふれた病気です。
こどものチックは、ほとんどが単純性で一過性のものです。ですから、親の皆さんは気になるかもしれませんが、それほど心配する必要はありません。
これらは、一過性チック障害もしくは慢性チック障害と呼ばれるものでそれほど異常なことではありません。
しかし、チックの中にはトゥレット症候群と呼ばれる深刻なものもあります。
トゥレット症候群は、一般に複数のチック症状が一生継続することで知られています。
トゥレット症候群の患者は10000人に4~5人程であり、それほど多いわけではありません。