心理系の病気

チック症

チック症は心理的な負荷が大きい場合に現れる神経の反射的反応です。
 医学的知識の少ない人からすれば「一種の癖でしょ?」と思われがちですが、癖ではなく心の病気です。

チック症になると、瞬きや肩の上下・首振りなどの行動が子供の意思に関係なく現れるようになります。
 心の中に大きなストレスや不安を抱えていて、それを親に伝えることができない場合に体の症状として表面に出てくるのです。

全ての子供に現れる病気ではなく、子供の性格や周りの環境・子供と親との関係によってもさまざまです。


発症時期
 

3歳ぐらい~8歳ぐらいまで(一般的に)
 

原因
 

チック症になる原因としては、厳しい親に育てられている場合に多いとされています。
例えば兄弟で比較されたり、厳しい躾を教えられたりすることで、子供の心の中にストレスや不安の種を巻いてしまうのです。
 
母親としては「自分ではそんなに厳しくしたつもりはない。」と思っていることでも、子供からすれば寂しさを植え付けられたと感じることもあります。それぞれの子供の受け止め方によるので、怒られたときに「今にみてみろ。」と反発心を持って対抗できる心の強さがあれば問題ありません。逆に「やっぱり僕はダメなんだ。」と落ち込んでしまうような子供は、チック症になりやすいと言えます。
 
治療法
 

チック症の治療は薬を使うのではなく、母親と子供とのコミュニケーションや愛情表現から始まります。
これは専門医でもどうすることもできないので、母親自身が子供と積極的に関わることで、子供の気持ちが落ち着いてきたら自然と症状も消えていきます。

 

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