おねしょは仕方がない

おねしょは仕方がない


子供のおねしょ。
 我が家も大変でした。

1日中パンツで過ごせるようになった息子。
もちろん寝る時もパンツで寝るようになりました。
ところが、だんだん寒くなりおねしょをするようになってきました。
 初めは1か月に数回だったのが、最も寒い2月になると1週間に2回もおねしょをする時もありました。

ただでさえ、洗濯の乾きが悪いのにしょっちゅう大型の洗濯物(シーツ、ベッドパッド等)を洗濯するのは正直キツイです。
 私の我慢も限界になり、ぶち切れてしまいました。

そんな時、旦那が「おねしょは仕方がないから怒ったらかわいそうだよ」と。
そうです。夜のトイレにトイレトレーニングという言葉はないんですよね。
 親がおねしょされてもいいように対策をするしかないのです。 以下、どうしておねしょは仕方がないのかまとめてみました。

 

①膀胱の大きさと抗利尿ホルモンの関係

 

おねしょの最大の原因は体の機能がまだ未発達だからです。
膀胱の大きさが不十分だと、寝ている間に作られる尿があふれてしまいその結果、おねしょになります。
また、寝ている時に分泌される抗利尿ホルモンが順調に分泌されていないと、寝ている間に作られる尿の量が多くなるため、これもおねしょにつながります。

この膀胱の大きさと抗利尿ホルモンの分泌には個人差があります。
 成長と共に順調に発達していくものです。
よって、おねしょされても焦ってはいけないのです。

 

 

②寒くなるとおねしょが増える

 

寒くなると汗をかかなくなり、寒さから膀胱を刺激され、トイレが近くなります。
よって、「膀胱の大きさ」と「寝ている間に作られる尿の量」のバランスが崩れ、おねしょしてしまいます。


おねしょは子供がしたくておねしょをしているわけではありません。
 体がまだ成長段階のためおねしょしてしまうのです。
おねしょされても仕方がないと諦め、絶対に子供を怒らないことです。

 

何時になったらおねしょをしなくなるのか・・・。
 気になるところです。

 息子の場合、昼間のトイレは完璧だったのに、一番寒い2月(2歳8か月)で1週間に2回のペースでおねしょしていました。
そして次の年の冬のシーズンはおねしょはゼロでした。

お昼のトイレトレーニングを完了した2歳代はおねしょしていましたが、1年後の3歳代になると体の機能も発達しておねしょしませんでした。

 一般的に5歳までのおねしょは、心配しなくていいそうです。
 逆に5歳以上のおねしょは「夜尿症」が疑われますので、病院での相談が必要となってきます。


おねしょはされても仕方がないので、おねしょするのを前提とした対策が必要です。
ここでは実際に子供にしていたおねしょ対策体験談を記載しました。
 対策体験談は2月の一番寒い時期のものです。

 

 

①パンツは「トレパン」と「布おむつ」

 

最初にすべきことはパンツ対策です。
 昼はトイレ完璧でパンツのみの場合、夜だけ紙おむつにしようとしても子供も嫌がります。
その場合、トレーニングパンツの中に布おむつを挟んで寝させました。
これでも大量のおねしょをされると漏れます。
 少量ですとなんとか食い止められます。
シーツまで漏らさせたくないなという場合、おむつライナーを使用するのもいいと思います。
 生理用品みたいな感じですが、大きさも様々で紙おむつより経済的です。

あとはおねしょパンツというものもあります。
ただ、お勧めできません。
とても分厚いので漏れることに関しては優秀なのですが、蒸れます。
 肌の弱い子は蒸れて湿疹が出来る場合もあるので注意が必要です。
また、分厚いので洗濯の乾きはとても悪いです。

 

 


 ②シーツを工夫する

 

我が家はおねしょシーツを使用していました。
おねしょシーツによりがっちりガードしてくれるので、布団まで濡れるということはありません。
 我が家もとても助かりました。
ただ、欠点も。
 子供の寝像が悪く、おねしょシーツを敷いてある場所以外でおねしょをされる場合もあります。
 我が家は数回ありました。

 

 

③水分の調節をする

 

夕食は寝る時間の2時間前までには、済ませるようにしています。
※一般的には3時間前と言われています

 また、お風呂に入った後の水分補給はコップ1/10の量にしています。

こうして水分量を調節することによって、おねしょの量も変わってきます。

 

 

④寝る直前に絶対にトイレに行かせる

 

寝る直前に必ずトイレに行かせるようにしています。
 逆にトイレに行かないと寝れないと言い聞かせています。
 子供は「さっきトイレに行ったばっかり」と面倒がる時もありますが、行かせます。
 少ししか出ない時もあれば、さっき行ったばっかりなのに沢山出る場合もあります。
 直前にトイレへ行かせることにより、親子共々、安心感が得られます。

 

 

⑤おねしょしていたら静かに着替え

 

息子の場合、早朝におねしょをしていました。
そのままにしておいたら風邪をひきやすいですし、トレパンに布おむつなのですぐに着替えさせないとおむつかぶれになってしまいます。
※数回、おねしょしていることを気付かず、おむつかぶれになってしまったことがあります

 そーっと起こさないように着替えさせます。


夜もトイレトレーニングをしないといけないと勘違いしていて、夜中に一度起こしてトイレに行かせているという話を聞きます。
おねしょされると大変なのはわかります。
でも、夜にトイレトレーニングという言葉はなくおねしょは仕方がないのです。
どうして、寝ているのに起こしてはいけないのか以下に理由を記載しておきます。

 

①抗利尿ホルモンの分泌が不十分になる

 

寝ている間の尿をコントロールしてくれる抗利尿ホルモンは寝ている間に分泌されます。
よって、寝ているのに起こしていては、抗利尿ホルモンの分泌が不十分になり余計おねしょしてしまうのです。
このホルモンが順調に分泌されるためには朝まで寝かしてあげることです。

 

 

②睡眠のリズムが崩れる

 

睡眠のリズムが崩れると①で記載したホルモン以外の成長に必要なホルモン分泌もストップされてしまいます。
 寝る子は育つという言葉通りです。
 睡眠のリズムが崩れると昼間の時間にまでも影響が出てくる場合もあります。

 

 

(トイレトレーニング大作戦 から)

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