寝ている時のおしっこの仕組み ~夜間の排尿機能の発達
・ 抗利尿ホルモン
寝ている間のオシッコの量を減らす「坑利尿ホルモン」の分泌が多くなる。
・ 膀胱の大きさ
寝ている間にできるオシッコを、朝まで貯えておけるだけ膀胱が大きくなる。
と2つの機能が発達してくると、徐々におねしょをしなくなります。
抗利尿ホルモン
寝ている間に多く分泌されます。おしっこ中の水分を、昼間より多く体へ
再吸収させるように働き、オシッコを濃くして量を減らします。
夜のトイレトレーニングはできません
頑張っても夜のトイレトレーニングはできないようです。
昼間と夜間は、おしっこの排尿機能が違い、その発達も違います。
機能が発達してくれば、おねしょは自然になくなります。
発達には個人差があり、おねしょが無くなるのも子どもによって違います。
早いと、2歳半位でパンツに替え始める子もいるようですが、おねしょは
「小学校に入る6歳ごろまでには卒業しよう」くらいの気持にゆとりを持ってね。
機能がうまく発達するために
夜のトレーニングは出来ませんが、機能がうまく発達していくためのポイント
はあるようです。
トイレトレーニングというより、夜のおしっこの量を減らす「坑利尿ホルモン」が
しっかり出るために生活習慣を見直すという事の様ですね。
ぐっすり眠るために、生活習慣を見直そう
朝起きて、夜眠るという睡眠リズムが規則正しくなり、ぐっすり
眠れるようになる、「抗利尿ホルモン」の分泌量が増えます。
すると、おしっこの量が減り、おねしょが減っていきます。
<寝ているときは起こさない>
夜中に起こすと、熟睡から覚めてしまい、坑利尿ホルモンの分泌量が
減ってしまいます。また、睡眠リズムも狂います。
夜中にトイレに行くと、その時間になるとオシッコを出す習慣が
体について、かえって夜尿症にしてしまう事もあるようです。
<しっかりと遊ぼう>
昼間は体を使って元気に遊び、夜は疲れてぐっすり眠れるようにしましょう。
<食事を規則正しく、塩分の取りすぎに注意>
食事を規則正しく食べよう。
食べた後2時間くらいは、食べ物を消化・吸収するために体が働いています。
夕食の時間が遅くなり、食べてすぐ寝てしまうと、眠っているようでも体は
起きています。この間、抗利尿ホルモンが出ないので、起きている時と同じ
ようにおしっこを作っています。
塩分の取りすぎに注意しよう
味の濃いものを食べると、喉が渇いて水が飲みたくなりますね。塩分を取り
すぎると、おしっこの量を増やして余分な塩分を体から出そうとします。
すると、体の中の水分が足りなくなり、喉が渇いて飲み過ぎてしまいます。
<早寝早起き>
早寝早起きは、ホルモンの分泌、自律神経などの体のリズムを整えます。
<冬は暖かく寝よう>
冬は寒いので
・ 抗利尿ホルモンの分泌量が減る
・ 膀胱の容量が小さくなる
ため、おねしょは冬に増えることがあります。
寝る前にお風呂に入ってからだを暖めたり、布団も暖めておいたりして、
暖かくして眠りましょう。
<叱らない、あせらない>
叱られると子どもにはストレスになっているかもしれません。
おねしょしなかった時は、ほめてあげましょうね。
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夜のトイレトレーニングの具体的な進め方-みんなの場合
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(^。^:こぐまっ子の家庭や、みなさんからのご意見をまとめてみると。
いつからパンツに?-こぐま先生から
さて、夜のオムツはずしですが、基本的には、朝までオムツが濡れていなかったら外してもOK!のサインですよ。
チェック
子どもが目覚める直前、おしっこをしているか、オムツをチェックしてみましょう。 濡れていない日が続けばOK!
ぐっしょり濡れているようなら、生活習慣を見直し、少し様子をみてね。
だけど、完全じゃない。時には失敗もある。この時期を乗り越える方法は?
寝る前にトイレ
寝る時に膀胱を空っぽにしておこう。
起きたらまずトイレ
夜中にはオシッコをしていないのに、起きてくるとドッサリ。
目が覚めてから、布団でごろごろしている時に、出ていたようです。
起きたらすぐトイレへ連れて行く様にしたら、もらすことも無くなりました。
寝ているときは?
完全に漏らさなくなるまでオムツにする?、もらしてもいいや!とパンツに?
<完全おむつ派>
叱っちゃいけないと思っても、洗濯、布団干し・・・。忙しい時、何日も
続くとイライラしてしまいますね。
・おねしょをすると親の機嫌が悪いので、子ども自身かなりへこんでんで
いました。両方のストレスになるので、おむつにしてました。
・パッド型の夜用紙おむつを使っていました。
・一日のパンツ スケジュール
日中布パンツ
↓
お風呂から出た時や、パジャマに着替える時オムツに履き替え
↓
朝トイレへ行った後、洋服に着替える時 布パンツ
<もらしてもいいや派>
・おねしょシート(パッド)を引いて、ぬれてもよい工夫をしています。
・失敗してもいいように、いつもタオルケットを2、3枚重ねて敷いて
寝かせてました。もらしたら洗濯機ですぐ洗濯。
・おねしょシーツを敷いて寝かせてましたが、ちょうどシーツの敷いていない
所でしてしまうんです。一生のうち一時のことですから、おしっこ臭い布団
もみんなで我慢しました。冬は毎日布団乾燥機で乾燥。
成功したら誉めよう
・おねしょをしなかったら、すごーーーく誉めてあげ、お兄ちゃんになったね!
と喜んであげましょう。
・朝起きてすぐトイレに行ったら、すごーいおりこうさんだね。
おしっこいっぱい出たね。と誉めまくっていました。
皆はどうだった? 失敗談
簡単に取れちゃった
・うちの場合は、昼間がとれると同時に夜もとれました。
・夜水分を控えなくても、ほとんどおねしょはしませんでした。
失敗談
・毎日のようにおもらしをしていました。
・うちの子は、スイカが好きで夜食べ過ぎると必ずおねしょをしていました。
・冬寝ている間に毛布が体にぐるぐる巻き付いていて布団だけはセーフ
いつまでも続く・・・
おねしょは、いろいろな原因でなるようです。
悩んでいるなら、5、6歳を過ぎても、おねしょが減らない時には、
お医者さんに相談をしてみてくださいね